はじめての北海道ツーリング
4日目
うう~、体いてぇ。
銀マット敷いて寝ればよかった。
一番早く起きてしまった。

外に出るとまだ日が昇り始めたばかりだった。

昨日買っておいたパンをかじりながらしばらくボーっとした。
そういや予報じゃ今日は雨だったな・・・。
他の人が起きだしたので出発の準備。
ふと隣に停めてあったお兄さんのショベルを良く見ると、
シリンダーはショベル、ヘッドがエボリューションの
なんとも珍しいエボショベルだった。
エボショベルのお兄さんと別れの挨拶して出発した。
今日は納沙布岬を目指す。
滞在期間を考えると帰れなくなるかもしれないがけど行けるとこまで行こう。
国道238号を走って紋別を通過。
早くも曇り空になり、この先大丈夫か心配になった。
途中にあったサロマ湖。天気はだいぶ怪しい感じ。

網走に着いても特に観光はせずに通過。

途中、うっかり知床方面に10kmほど進んでしまった。
さすがに知床まで行ってると休み中に帰れなくなるので引き返す。
知床半島の付け根、標津の辺りを走っていたらついに雨が降ってきた。
カッパを着込んで走り続けた。
(カッパ着てる時にスズメバチに襲われかけてメッチャびびった)
途中のホクレンでグリーンのフラッグをゲットしながら進み、
根室の半島入り口までやってきた。
道の駅スワン44ねむろで昼飯を食うことにした。
エスカロップ

バターライスの上にトンカツを乗せ、デミグラスソースをかけるという
文章にするとなんとも奇妙な食べ物。
食べみると結構うまい。
バターライスとトンカツとデミグラスソースが
口の中で一度殴りあいをして、最後に仲良くなる感じだった。
そして道の駅から1時間ほど走って納沙布岬に到着!!
日本最東端!!

岬から北方領土が見えるらしいけど雨で何も見えない。

展望台に立派な最東端の碑が立てられていたが、
北方領土返還を求めるメッセージがでかでかと刻まれていた。
その前でキャーキャーはしゃいで写真を撮る観光客を見てなんとも
言えない気分になった。
その 立派な最東端の碑の位置に違和感を感じてコンパスを見たら
東の方角が陸が続いていて、 その先を見ると灯台が建っていた。
まさかそっちが最東端?
納沙布岬灯台

先っぽに行きたくて灯台の裏に周ったら謎の小屋が・・・。
中からオジサンが出てきて「どうぞー」と中に入るよう言われた。
どうぞって・・・何?怖い!
何をする場所なのか聞いてみると鳥見小屋なんだとか。
中に入って海を見てみると、鵜しかいなかった。
残念ながら今日は鳥が全然いないらしい。
微妙な空気になったので退散した。
ビショビショなのに小屋に入れてくれてありがとう。
納沙布岬を後にして道道142号線を走って釧路方面へ向かう。
晴れてたら最高なんだろうなぁ~。

6時間以上雨の中を走ってブーツには水が溜まり、
ヘルメットの中に雨が浸水してテンションダダ下がり。
防水ケースに入れていたナビも水没して操作不能になった。
こんだけビチョビチョだと気軽にコンビニに入って休憩も取れない。
と言うかこの道、コンビニどころかガソリンスタンドも無い。
あ~、そろそろどこかで休みたい。
そう思ったとき、 温泉の看板が見えた。
霧多布温泉だった。
昨日聞いたばかりの伝説の場所じゃねぇか・・・。
とにかく温泉につかって体を温めたかったので霧多布温泉ゆうゆに立ち寄った。
はずれの町にあるとは思えない綺麗で立派な建物だった。
風呂もちゃんとしていた。
だいぶ長く風呂に浸かっていたら辺りは薄暗くなっていた。
寝床を決めなくてはまずい。
自前のクソテントではこの土砂降りに耐えられる気がしないので
屋根のあるところに泊まりたい。
温泉の受付に近くの宿情報を聞いてみたが予算オーバー。
近くのユースホテルに電話してみたが、満室。
最後に霧多布岬のキャンプ場にバンガローが無いか電話で確認
バンガローが使えるとのこと!!
っしゃぁ!!屋根の下で寝れる!!
電話の先は町役場だった、バンガローの鍵はキャンプ場とは反対側の
町役場でまで取りに来いと言われた。
言われたとおり町役場へ行ったら
「キャンプ場に鍵があるのを忘れてた、やっぱりキャンプ場に行って」
と言われた。
おぇ~い、マジかい~。
キャンプ場に移動し、管理棟へ。
役場から連絡してくれていたようで管理人に迎えられた。
1720円を支払って受付を済ませ、バンガローへ。
初めて使ったけど、中は何も無いんだね。
外は土砂降りで雷も鳴りまくっている。
はっきり言って嵐だ。
調理ができないので今日の晩飯はなぜか買ってあったかっぱえびせん。
屋根と食べ物があるだけマシかと。
明日は晴れることを祈りながら就寝。
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